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開発工事の準備段階として豊中市生涯学習課、文化財保護係から埋蔵文化財の試掘調査の協力要請が有り、本日現場で試掘を行いました。
 
今まで田んぼとしてお米を作られていましたが、後継者などの問題も有って当敷地にて有効活用を行うことに成りました。計画建物の基礎の一番深くまで掘削する部分について、遺跡が出土しないかを確かめるため、試し堀を行い黙視で確認します。
土の層で言いますと上から稲を植えていた田んぼの土で、その下が田んぼの水が抜けない様に粘土で、この辺は粘土層が随分深く2m位まで続いていました。ようやく砂層が現れてきたと思いきや、水が湧き出てあっと言う間に水がたまって底が見えなく成りました。
市役所の担当者いわく、地域性もあるそうですが深さと土の層から見て、遺跡が出土する事は無いようでして、本格的な遺跡調査に及ぶ事は有りませんでした。
ここから数百m離れた所では40年くらい前に、奈良時代か平安時代の住居跡の遺跡が出土したそうで、当場所も念のための調査でした。
 
あ〜良かった!
 
もしも重要な遺跡が出土した場合は、文化財保護法という法律で遺跡は守られているため、どんな工事も一旦止まってしまい、その範囲の全ての事が分かるまで調査が行われます。
期間は定めなく終わるまで、費用は定めなく掛かった分は土地所有者が負担するなど、不条理な取り決めが法律で定められています。なので あ〜良かった! なのです。
 
土地を購入する時には、遺跡が出土しやすい場所かどうかを調査する必要が有ると思われます。
今回の開発場所は見えている田んぼ全てではなく、中心から右側の部分でして、地上げを行うので田んぼが不要に成るため、左側田んぼ所有者から表土を譲ってほしいと依頼があり、遺跡調査完了後に土をはねている風景となっています。
 
開発許可申請がなかなか思う様に進んでいませんが隣地の田んぼは5月25日から整地、整備に入り田んぼを耕されます。
翌月6月9日からは水を張り、田植えが始まるそうです。境界沿いに地上げに伴う擁壁を築造しないと行けませんので、月末には許可完了し擁壁の底版だけでも完了しておきたいと思っています。
 
いや、やらなければなりません!
急げ〜!
頑張ろ〜!