【親子のための家づくりQ&A】子どもが思春期になっても楽しく会話したい!
みなさん、こんにちは。
大阪府・北摂エリアで「子どもの才能を引き出す家」をつくる、リブランドです。
子どもの成長と住まいの環境は、とても密接な関係にあります。「住環境が子どもの特性や能力に大きな影響を与える」ということを当社代表の福家自身が痛感し、先進かつ根拠(エビデンス)に基づいた正しい知識を取り入れた「子どもの能力を引き出す家」をつくることに信念を置いています。
そこで、お客様からもよく聞かれる子育て×家づくりに関する質問をご紹介し、お答えしていきたいと思います!今回は「子どもが思春期になっても、楽しく会話できるようにするには?」というご質問です。
家づくりにおいて皆さん一度は悩まれるのが、「子ども部屋」についてです。
個室の「自分の部屋」を持つ時期を調査したところ、小学校1年性の段階では20%程度なのに対し、小学校高学年になると50%前後、高校生になると80%近くにも達します。中学生以降になると、「ひとりになれる場所がある」「親に見られず好きなことができる」といった理由で、「自分の部屋があって良かった」と感じる子どもが増えるようです。
一方で、夕食後子どもがどこで過ごすことが多いかを調査した結果は、小学生の90%以上がリビング・ダイニング、高校生でも50%以上がリビング・ダイニングであることが分かっています。(東京ガス都市生活研究レポートより)
「成長とともに自分の部屋で過ごす時間も大切なものになっていくけれど、リビング・ダイニングで家族と過ごす時間も好き」⋯多くの子どもたちから、そんな本音が聞こえてきそうです。
大きくなっても、できるだけリビング・ダイニングでくつろいでほしい。子どもと顔を合わせて、会話を楽しみたい。そう考えるご両親はきっと多いはず。そのためには居心地が良く、コミュニケーションのとりやすいリビング・ダイニングづくりが必要不可欠です!
そのようなリビング・ダイニングにするためのひとつの方法として、「リビング階段」を取り入れる方法があります。2階にある自分の部屋に行き来するために、リビングを通らなければならない環境をつくります。そうすることで、必ず家族と顔を合わせる機会が生まれます。
その際大切なのは、「挨拶の無理強いはしない」こと。挨拶の押し売りをしてしまうと、思春期の子どもは反発し、逆に挨拶をしなくなってしまうことがあるからです。もし子どもからの反応がなくても、親からの挨拶は続けてください。挨拶をすることで、「あなたはここに必要な人だよ」という帰属意識や集団意識を感じさせます。それが、子どもの自己肯定感にもつながってきます。(参考:小山雄将『あいさつが人間教育に与える効果〜学級づくり・関係づくりの基礎としてのあいさつ〜』)
お子様が成長し思春期になると、悩ましいことや不安なことが色々と増えてくるかもしれません。それでも顔を合わせて声をかけ、互いに安心できる家にしたいですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。